ブログ「かぞくのことば史」

かぞくのエピソードは、忘れてしまうには寂しいから、パパ目線で切り取っていきます。全国のかぞくからのご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします!

曇りのち晴れのち雨|かぞくのことば史030

かぞくのことば史(2019・1・30) 次男はまだオムツが取れていない。トイレトレーニング中だ。トイレに行くことが嫌いで、オムツにすると言い張る強情ぶりで、トレーニングはそれなりに心配なペースで遅れている。絶対にトイレでした方が気持ち悪くないのに…

けん玉|かぞくのことば史029

かぞくのことば史(2019・1・29) 家の鍵を開けて中に入った時点で、子どもが起きているか寝ているかは気づく。起きていれば、二人の息子がかき回す空気やエネルギーのような活気を肌で感じるし、逆に寝ていれば空気も静かなのだ。 今夜はメグさんの姿も見え…

どちらかと言えば|かぞくのことば史028

かぞくのことば史(2019・1・28) 今日は、車で迎えに来てもらった。後部座席でそうちゃんがチャイルドシートにもたれて、今にも眠りに落ちそうだ。 大事そうに、ウルトラマンや怪獣たちのソフビを握りしめて可愛い。小さな手一杯に大好きなソフビを抱えて、…

可哀想な時計回り|かぞくのことば史027

かぞくのことば史(2019・1・27) 長男は来年から小学生だというのに、時計を読めないことがある。今度、パパと特訓だという話をしている場面で、メグさんが面白いことを言い出した。 「時計って教え方も難しいよね。時計回りとか、反時計回りとか、よくわか…

掘りたての芋飾りの少年|かぞくのことば史026

かぞくのことば史(2019・1・26) 「子どもの写真」は実は見ていないものが意外と多い。写真そのものは、実はかなり前に撮られていて、夫婦間で見せ合ったときに、「あれ?これいつの写真?」と初対面を果たしたりするものだ。今夜も次男が幼稚園の未就園児…

小さな幸せは足音も静かに|かぞくのことば史025

かぞくのことば史(2019・1・25) 小さな幸せは、当事者にしか、たった一人でしか、味わえない時もある。ある朝、入りずらかったピアスがなぜか抵抗なく通った鏡の前の女性も、卒園式の夜、最後の洗濯に入れるくたびれた制服をじっと見つめてしまう母親も、…

言わないで|かぞくのことば史024

かぞくのことば史(2019・1・24) 長男が私に見せる顔と、メグさんに見せる顔が少違うようだ。そう妻が話している。最近、長男はふてくされるという対抗手段を乱用していて、日中はその態度に叱ってばかりとのこと。最終的に、「パパに言うからね」というと…

ブッフェランチ|かぞくのことば史023

かぞくのことば史(2019・1・23) 決めていたわけではなく、流れでランチはブッフェにすることになった。次男の思わぬ発熱の連続で、どこにも出かけられないことが多かったメグさんは、おそらく、これは確認することは自殺行為なので、おそらくとしか言えな…

お弁当百景其の二|かぞくのことば史022

かぞくのことば史(2019・1・22) 横手、ひるぜん、富士宮。美しいソースの艶が絡んだ麺を、湯気と一緒に口へ放り込む。旨みが凝縮された濃厚な味わいとほのかに通り過ぎるフルーティな酸味。噛みしめるまでもなく、美味いとわかる。やきそばの醍醐味だ。 B…

風邪っぴきのいる夜は賑やかに|かぞくのことば史021

かぞくのことば史(2019・1・21) 先週に続き、早くも今年2度目の発熱、次男のそうちゃん。前回よりもひどい、39度の高熱。仕事を早めに切り上げて、家に帰った。熱のせいで、ぽわぁ~としてるかなと思いきや、必死で遊んでいる。寝てなさいと言っても、宿命…

大きくなったら|かぞくのことば史020

かぞくのことば史(2019・1・20) 子供のころ、大きくなったらパン屋さんになりたいと作文で書いていました。パンはとても好きだけれど、作るよりも食べるのが好きなんだって気づいたんでしょうね。特に大きなきっかけなく、「デザイン」「おしゃれ」「セン…

真夜中のアンフェア|かぞくのことば史019

かぞくのことば史(2019・1・19) ベッドで4人が寝るのは狭い。ベッドと布団を使って自由に寝る方がベターである。子供たちの寝相の悪さを考えると、子供たちが単独で寝ることを覚え、2段ベッドを買うまでは、その方がいい。 今日は布団で子供たちが、ベッド…

おしゃべりなたまごやき|かぞくのことば史018

かぞくのことば史(2019・18) 私の長男はピシッとできないことが多い。特に腕に力が入らない感じがする。体操のキメポーズも、Yの字で決めることが出来ず、ヤシの木の枝のように指先は垂れ下がる。なにか手を挙げる際も目立たないから指されないし、ブリッ…

お餅つき|かぞくのことば史017

かぞくのことば史(2019・1・17) 午後の眠気に襲われている。ついにお正月に痛めた背中を病院で診てもらうことに決めて、整形外科にきたものの、待ち時間は長い。しかし眠気の原因は、待ち時間ではなく、餅つきだ。そう、私は朝から餅をついた。りんちゃん…

ととのいました!|かぞくのことば史016

かぞくのことば史(2019・1・16) クイズ番組が好きだ。最近は「東大王」にハマっていて、毎週録画している。わかる〜と、わからん〜が半分くらいづつで面白い。初めて読み始めたマンガが名探偵コナンで、頭脳明晰な人間に憧れ、シャーロックホームズとエル…

論理的次男|かぞくのことば史015

かぞくのことば史(2019・1・28) メグさんがキッチンから、今日の報告をしている。子供たちは、それぞれ違う理由で元気がなかったようだ。今は落ち着いているらしい。 りんちゃんは保育参観でメグさんが帰ることに、寂しくて泣いてしまったらしい。時々そう…

くっつきたくて、くっつきたくて|かぞくのことば史014

かぞくのことば史(2019・1・14) 日本では、生まれて20年経つと、セレモニーを開き、祝い、お酒も飲めるようになる。メグさんは、早く息子達と、お酒を交わしたいらしい。私には無い感覚だ。つい先ほども、そうちゃんと、オレンジジュースで乾杯をしたとこ…

タルトのおっさん|かぞくのことば史013

かぞくのことば史(2019・1・13) 仕事の終盤。お店のスタッフにイチジク羊羹なるものを頂いた。昨日、変化球の話題を出したばかりなのだが、意外に美味しくてびっくりした。 イチジク風味の羊羹ではなくて、イチジクが入ってる羊羹。パクパクいけてしまうの…

料理のキャッチボール|かぞくのことば史012

かぞくのことば史(2019・1・12) 皆さんは、食の変化球が好きだろうか。 アイスの天ぷら。あるなぁ。 オレンジのチョコレート。ないわぁ。 おはぎにシソ。あるある。 カレーでおでん。ないない。 我が家の今夜の夕食は、納豆パスタともち味噌グラタンである…

思い巡らす寝相|かぞくのことば史011

かぞくのことば史(2019・1・11) 今日は家族の接点が少ない。仕事も朝早く、忙しく、帰ると皆寝ている。かぞく史は家族の接点とその周りのエピソードで成り立っているので、こういう日は書くことがない。 終わり。 てい!てい!てーーーーーーーーい!!! …

お弁当百景其の壱|かぞくのことば史010

かぞくのことば史(2019・1・10) 今日からお弁当を作ってもらうことになっている。お弁当箱は無印良品の曲げわっぱを使用中。私たち夫婦は曲げわっぱに対する偏愛があるような気がする。大自然に囲まれた北アルプスの中ではどんなに小さな花もたくましく見…

超短編小説書きました|かぞくのことば史009

かぞくのことば史(2019・1・9) まえがき 大丈夫です、最後まで読めばわかります。 私は親の顔を知らない。 兄弟も生まれて間もなく離れ離れになるしかなかった。ヒトは孤独を遠ざけたがる生き物だけれど、私には生まれつき関係なかった。同じような境遇の…

ひも|かぞくのことば史008

かぞくのことば史(2019・1・8) りんちゃんは幼稚園年長として、最後の最後の3学期に出かけている。予定のない休日。りんちゃんが帰ってくるまで、こちらの前髪さんと遊ぼう。そうちゃんの目に入りそうだった前髪は、メグさんの手によって眉のはるか上空へ…

疲れのとれない朝に元気になる方法|かぞくのことば史007

かぞくのことば史(2019・1・7) 背中の痛みがなかなか取れない。カラダの不調は、眠気と関係なく朝のやる気を奪われる。朝ごはん中も、何か目が開いていないような、地球の重力が増えたような感覚にとらわれる。こういう時に、起死回生のミラクルを起こして…

うるさかねーよ|かぞくのことば史006

かぞくのことば史(2019・1・6) 手帳は毎年ほぼ日手帳を使っている。何かとメモが好きだし、手書きした方が記憶にも引っかかりやすいから、一日1ページが設けられているこの「ほぼ日手帳」はボリュームも自由度もあっておススメ。この手帳は、手帳カバーも…

Don’t worry |かぞくのことば史005

かぞくのことば史(2019・1・5) 私が土日に休めることはほとんどない。今日は土曜日、仕事はじめだ。連休明けはいつも忙しく、お昼を食べるヒマもないだろう。普段はメグさんの作ったお弁当を持ってくる。そんなせっかくの愛情も(時には恨み時にはつらみも…

予期せぬ負傷|かぞくのことば史004

かぞくのことば史(2019・1・4) 寒いのは苦手だ。実家の朝は寒い。カラダの芯が絞られる。そんな寒さも今日が最後と思うと少し寂しくも我慢できた。今日は実家を離れ、自宅に帰るのだ。自宅の近くにはメグさんの実家があって、野菜などのお土産をお裾分けに…

次男の逆襲|かぞくのことば史003

かぞくのことば史(2018・1・3) お正月3日目、実家3日目である。例年、このあたりで子どもたちは、近くのイオンへ行く。父(じいちゃん)はりんたろうにエビフライを食べに連れて行きたくて、母(おーちゃん)はりんたろうにサッカーボールを買ってあげたいらし…

ありがたき仏様|かぞくのことば史002

かぞくのことば史(2019・1・2) 一年はモツ煮だ。 何を言ってるのかわからないと思う。私もいまいちわからないけど、ひとまず、田舎の母がつくるモツ煮は最高で、これを食べないと一年が始まらない。メグさん曰く、私は美味しいものを食べると自然に頷いて…

ライオン|かぞくのことば史001

かぞくのことば史(2019・1・1) 朝寝坊したい日に限って、狙ったように早く起きる兄弟。兄のりんたろうは目覚めて開口一番「今日はおーちゃんちに行くよ!!」と興奮して階段を駆け下りるものだから弟のそうちゃんまでつられてフラフラと階段を下り始める。…