ブログ「かぞくのことば史」

かぞくのエピソードは、忘れてしまうには寂しいから、パパ目線で切り取っていきます。全国のかぞくからのご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします!

Don’t worry |かぞくのことば史005

かぞくのことば史(2019・1・5)

私が土日に休めることはほとんどない。今日は土曜日、仕事はじめだ。連休明けはいつも忙しく、お昼を食べるヒマもないだろう。普段はメグさんの作ったお弁当を持ってくる。そんなせっかくの愛情も(時には恨み時にはつらみも入っているしれない笑)食べる時間がないのではもったいないので、事前にわかっているときは、お弁当ワークはお休みしてもらっている。

ちなみに仕事は美容師をしている。立ち仕事な分、忙しいと時間があっという間に過ぎる代わりに、疲れが最後にドッとくる。今日も例外なく満身創痍の夜の9時。お店が閉まってから帰る頃には、子どもたちは寝てしまう。それでも帰るときは足早だ。早く電車に乗りたい。おうちが一番である。そんな私を駅の自動改札機が阻んだ。いえ、ただ定期を買い忘れただけなんですけどね。切符を買いに戻ってから、いつもとは違う改札から入り、なんとか先発の電車へ駆け込んだ。電車の中では、大体ツイッターを流し見している。10分程で自宅の最寄駅に着いてしまうので、それくらいが丁度いい。そろそろ着く頃かと、ケータイから顔をあげると、まだ着かない、いや、おかしい。見たことのない風景が窓の外に流れ、電光表示される次の停車駅名には寒気を覚えた。路線を間違えるなどという、年に一回あるかないかの凡ミス。今年はまだ360日あるけど大丈夫かな。仕事の疲労と正月ボケが出勤初日の手土産になった。

家に帰ると、今の私より具合の悪そうな人がいるとは思っていなかったので、びっくりしつつも心配になった。メグさんの体調が悪そうだ。聞けば、お腹をくだしているらしく、疲れてしまったらしい。彼女の常備薬である下痢止めのストッパが効いて、今は落ち着いているからと、手早く私の夕食を準備してくれた。そして、メグさんが静かに晩酌を始めるので不安になった私は聞いた。 「何か食べてお腹痛くなったの?」 「疲れてたりそういうのもあると思うんだけど、なんかずっと調子悪くって……。」 「ふーん……。それで呑んで、大丈夫なの??」 「え?ストッパ??いや、もう飲んじゃったよ?」 「いや、酒の話だよ!ストッパの心配してないよ!酒の心配してんだよ!!」

1日の最後に笑いがあると有難い。私のグッタリと、メグさんのゲッソリはストッパのおかげでストップされた。